肩こりとは・・・
長時間、首や背中が緊張するような姿勢をとり続けたり、猫背、前かがみなどの姿勢の悪さ、ショルダーバッグ、冷房などが原因とされる。それらが原因で頭や腕を支える僧帽筋やその周辺の筋肉(肩甲挙筋・上後鋸筋・菱形筋群・板状筋・脊柱起立筋)の持続的緊張によって筋肉が硬くなり、局所に循環障害が起こる。それによって酸素や栄養分が末端まで届かず、疲労物質が蓄積しこれが刺激となって肩こりを起こすと考えられている。 或いは、筋肉を包む筋膜に出来る皺(しわ)が原因となる場合もあることが、最近分かってきた。これらは原発性肩こりと言われる。
ウィキペディア引用
仕事・家事・育児・日常生活を送っていて、肩や首が【じんじん】【ずんずん】【ずーーーん】とおもだるく痛い事ありませんか?
そのような痛みを感じてきたら、もうそれはすでに肩・首が凝っているのです。仕事・家事・育児・日常生活と肩凝り・首凝りは切っても切っても切り離せません。
そもそも肩凝り・首凝りってなに!?どういう状態?
ということで…上記にて引用させていただきました。
ちなみにショルダーバッグだからというわけでなく、肩にかければリュックサック、ボストンバック、ランドセルでも肩こりになります。
営業職の方はPCやたくさんの資料をカバンに入れて持ち歩くこともあるでしょう。
片方の肩に荷物を掛けて肩の筋肉を圧迫することが良くありません。
最近の小学生はスマホ・タブレットの普及に加え、ポータブルゲーム機も普及し、また私立中学への受験も一般的になりました。重いリュックで塾通いや教科書がたくさん入ったランドセルを背負う事もあります。
そういった背景もあり不良姿勢(猫背、前かがみ)になる子供は非常に増えています。肩回りの筋肉が圧迫され、血流が循環障害を起こしてしまい小学生でも肩こり・首こりになる子はいらっしゃいます。
またひどいと肩こり・首こりからの頭痛が出てくるお子さんもいらっしゃいます。
近年では筋肉を包む筋膜という薄い膜にシワが出来る事がわかってきています。
この筋膜は一つの筋肉に一つの筋膜ではなく複数の筋肉を覆っています。そして全身を覆うように存在しています。その筋膜にシワができると筋肉がうまく収縮出来なくなってしまいます。
理由は長時間の不良姿勢(猫背、前かがみ)により、筋肉の持続的な緊張・収縮が続いたりすることで、筋膜にシワができてしまいます。シワができてしますと筋肉は柔軟性が失われて局所的に血流の循環障害を起こしてしまい、筋肉が酸素・栄養不足になり疲労物質、発痛物質が蓄積し肩こり・首こりとなります。
また不良姿勢が長く続き肩こり・首こりがひどくなりすぎてしまうと神経を狭窄し上肢にしびれが出たり、自律神経の乱れから自律神経失調症を起こす場合もあります。
首というのはたくさんの神経が集まっていて、その中でも自律神経の副交感神経が集まる部分です。副交感神経は体を休めてりするのに必要な神経です。
その副交感神経が首こりにより働かなくなっていしまい、交感神経優位に偏ってしまうと自律神経失調症にかかってしまうのです。
頭痛とは・・・
頭痛といってもたくさんあります。
そして、あなたが困っている頭痛は治るものかもしれません。
頭痛においては現代の医学においてもわかっていないこともあります。ですがわかっていることもたくさんあり、頭痛は一時性と二次性の二つに分けることが出来ます。そしてそこから更に細かく分けることが出来ます。
一時性頭痛
- 緊張型頭痛
- 片頭痛
- 群発性頭痛
二次性頭痛
- 頭部外傷
- 頭頸部血管障害による頭痛(脳出血、くも膜下出血、髄膜炎等々)
- 非血管性頭蓋内疾患による頭痛(脳腫瘍、サルコイドーシス等々)
- 二日酔いやアイス食べてキーンの頭痛
- その他いろいろ
二次性頭痛は私たちに手に負えないものです。怪我や病気等々。なので頭痛の危険な兆候だけお伝えしておきます。こんな頭痛は要注意です。
ちなみに危険な二次性頭痛を疑う兆候としてはSNOOPというものが提唱されています。
今まで感じた事がない頭痛とともに発熱、倦怠、筋肉の痛み、手足が片側だけしびれるなどを感じたら迷わず人に助けを求めたり、病院、救急ということです。特に40代以降、30代も要注意です。
とということで、ここから治療で改善が見込める頭痛についてお話していきます。
治療によって改善が見込めるものは一時性頭痛の緊張型頭痛です。そしてほとんどの方が緊張型頭痛です。片頭痛と思っていても緊張型頭痛であることが多いです。また片頭痛でも治療をすることで改善を見込める可能性があります。
ちなみに片頭痛(偏頭痛)と群発性頭痛については
片頭痛は
発生機序が解明されてない部分が多いです。起床後、太陽光を感じた時、緊張が解けほっとした時、休日などにも起こりやすく、時と場所を選ばない感じがあります。
片頭痛の痛み方は血管による拍動性の痛み(ズッキンズッキン感)で、若い女性・家族性が多いです。片頭痛の前は食欲が旺盛、甘いものが食べたい、眠気を感じるなどあるようですが必ずとは言えないようで、悪心嘔吐・羞明・めまい・食欲不振・多幸感等と一緒に発症することもあるそうです。
前兆を伴うタイプもあり、視覚暗点・閃輝暗点(ギラギラ輝く歯車のようなものが見える)・一過性半盲(視界の一部が一時的に欠けて見えなくなる)・片麻痺・片側性感覚障害(痛みと半盲の出ている側の手の痺れ)・言語障害(舌のもつれ)などが前兆としてみられることもあるそうです。
睡眠を取ることで改善することが多いみたいですが、起床で始まることも多くただし、睡眠中に呼吸が無意識のうちに止まってしまうという「睡眠時無呼吸症候群」が原因となっていることもあり、口呼吸する習慣のある人・肥満気味の人は要注意です。
群発性頭痛は
群発性頭痛も未だ明らかにされていない点が多いが、群発頭痛の最大の特徴は1年から3 ? 4年に数回程度、1か月から3か月に渡る「群発期」に毎日のように決まった時間に発症する場合が多い。(近年は薬の副作用なのか、時間だけがずれて群発発作が起きる人が多い)
群発地震のようにある時期に固まって起きることから、群発頭痛と言われている。日本では、偏頭痛や三叉神経痛と間違われる場合が多いです。 人により発作が来る時間は様々だが、睡眠中に発作が来ると激痛で目が覚め、 これにより睡眠に恐怖を感じるケースも多く、痛みは数ある頭痛の中でも群を抜き、「スプーンで目玉をエグられる程」と例えられ、目の裏側が痛いといわれる事が多いです。
あまりの痛さに「自殺頭痛」とまで呼ばれ、目の後ろを通っている血管が拡張して炎症を引き起こすため、目の奥の痛みを自覚するようです。
治療によって改善が見込める緊張型頭痛とは…
発症する原因としては、精神的ストレス・身体的ストレスや肉の緊張などが複雑に絡み合っています。
身体的ストレス
原因は不良姿勢・合わない枕・目の酷使・猫背・ストレートネックなどです。長時間同じ姿勢で目や肩などにストレスが集中してかかると周囲の筋肉がこわばって血行が悪くなります。(肩こり・眼精疲労・猫背)
更に疲労物質などがたまり、周囲の神経を刺激し、頭痛を招くと考えられています。パソコン・長時間テレビ画面・モニタなどに向かって作業に従事する人などによく見られます。
精神的ストレス
原因は心配事・不安・悩みを抱えることです。これにより自律神経が乱れてしまうと、筋肉が緊張していなくても頭痛を訴えることがあると考えられています。このことは人間個人の性格にも左右されます。
几帳面で律儀な人・生真面目な人ほどこの症状が現れやすいとも言われていて、いずれも筋肉量が少ない女性に多く数日間に断続し、緩徐に進行します。
典型的には、頭をとりまくハチマキ状や側頭部が痛む多いです。ストレスやうつによって起こり、主に頚部・側頭部の異常な筋収縮が原因となります。
緊張性頭痛の頭痛持ちの方は改善が可能です。
緊張性頭痛は精神的・肉体的ストレスが原因で起こります。また片頭痛だと思っていたが、緊張型頭痛だったという方はたくさんいらっしゃいます。これらは治療をすることで改善が可能です。
精神的ストレスが原因の場合は自律神経の乱れ等を鍼・マッサージ治療いたします。また、肉体的ストレスが原因の場合は肩・背中・首の筋緊張を減らす事で改善していきます。
そして、不良姿勢を改善させて肩・背中・首の筋緊張が限りなく、少なくなるようにしてあげることで頭痛が出ないようにする事が可能です。
自律神経の乱れで現れる症状は・・・
皆さんは首~肩かけての凝り・鈍痛はございますか?また、いらいら、のぼせ、血圧が不安定、頭痛、疲れやすい、動悸、息切れ、倦怠感などなど。
首~肩が凝ってしまうと自律神経の副交感神経に影響を及ぼします。副交感神経は首~肩にかけてたくさんあります。自律神経は二つあり、交感神経と副交感神経です。この二つの神経は入れ替わるように働きます。
交感神経が活発になると副交感神経は休みます。副交感神経が活発になると交感神経は休みます。どっちがが働けばどっちかが休むのです。
ち副交感神経の働きが優位になると体を休める、入眠、リラックス、食事などします。では副交感神経が集まる首が凝ってしまい、交感神経が優位になり、副交感神経が働かなくなってしまうとどうなってしまうのか?
副交感神経と逆の作用をする、つまり交感神経が興奮した状態が続いてしまう状態になり、体が休まらなくなってしまいます。休まらないと食事も睡眠も満足に取ることができません。そして体は休まらないので疲労感が溜まり、栄養が取れないので痩せてしまいます。
満足な食事ができないと血液は作られず、栄養や酸素を体の隅々に運ぶこともできなくなってしまいます。そして、体はどんどん倦怠感・ダルさも増していきます。そして、首こりにより筋肉が固くなり、血行が悪くなるので頭部にも血液行かなくなり、頭がぼーっとしたり、イライラしたり、考えがまとまらなくなってしまいます。
これが自律神経失調症です。
いらいら、のぼせ、血圧が不安定、頭痛、疲れやすい、動悸、息切れ、倦怠感などなど。そして、自律神経失調症からうつ病を発症することもあります。
交感神経と副交感神経の作用
交感神経が働くと | 副交感神経が働くと | |
---|---|---|
涙腺 | 血管が収縮、涙の分泌が減る | 血管が拡張し、涙が増える |
唾液腺 | 唾液が減り、喉がカラカラに渇く | 唾液が増える(唾液は消化液) |
胃腸の働き | 動きが減り、胃液や腸液の分泌が減る 便秘がち | 胃液(胃酸)などの分泌が増える ゴロゴロとよく動き下痢に傾く |
心臓のリズム | 心拍数が増えてドキドキする | 心拍数が減る |
血流量 | 心臓が大きく収縮したくさんの血液を送る | 弱い収縮となる |
抹消血管 | 収縮し、血圧が上がる | 弛緩し血圧が低下、片頭痛がする |
排便、排尿 | 尿や便を貯める。便秘になる 締まって、尿、便を出させない | 尿、便を押し出し 出口が緩んで、尿便を出す |
脳、神経 | 興奮する | 静まって、眠くなる |
神経が働く状況 | 目が覚めて活動を始める時、仕事をしている時、喧嘩をしている時、運動をしている時 | 寝入る時、寝ている時、食事をする時、のんびり休んでいる時、排便排尿時 |
肩や首の痛み・凝りは、病院では特に原因のない物として扱われてしまい、患部を温めるだけで終わってしまったり、電気治療を行うだけで終わってしまったりする事がほとんどです。
ですが、治療をして肩や首の痛み・凝りをしっかりとってあげることで症状が改善します。
ですから肩や首の痛み・凝りはしっかり治療することをお勧めします。
腕の痺れ・五十肩とは・・・
それは中斜角筋のせいかも?
- 腕を挙げると肩が痛む
- 肩から腕や指先がシビレる
- 深く息をすると腕がシビレる
- 病院で首の牽引をしても症状が改善しない
腕を挙げると肩が痛むのは五十肩(肩関節周囲炎)と混同されがちですが、頸の付け根にある中斜角筋の緊張が周辺を通る腕に行く神経や血管を圧迫しているためかもしれません。
当院では症状を起こしている原因を探し出し、適切な施術を加えることによって多くの方たちの腕のシビレや運動障害を改善しています。
腰部脊柱管狭窄症とは・・・
辛い痛みもあきらめないでください!
- 歩いていると臀部から脚にかけ痛みやシビレが出てくる
- 歩いていると脚がつってくる
- 立っていると臀部から脚にかけ痛みやシビレが出てくる
- かがむと楽になる
こんな症状がある方は「腰部脊柱管狭窄症」の疑いがあります。
- 手術をしたが症状が取れない
- 病院で牽引などをしているが症状が変わらない
鍼灸やマッサージが腰部脊柱管狭窄症に対し効果的であるのは以前からテレビやマスコミで報じられています。
当院では臨床経験約40年の技術を活かし、大勢の「腰部脊柱管狭窄症」患者に効果を発揮してきました。
一緒に頑張ってみませんか?